銀河英雄伝説マップを補間したものを作成4
前回までで星系情報を一通り集め、星図の確証度の高いものから埋め始めたところでした。
引き続き独自解釈で銀河英雄伝説の星図の空いているところを埋めていきます。
ということでさっそく取り掛かろうと思ったのですが、
引き続きネットで銀河英雄伝説のマップを調べていると、↓の図を発見。
「twitter」で「いぬのユウさん」が上げているものだそう。
他にも似たようなテイストの図があり、情報を総合するとどうやら、銀河英雄伝説のゲームのどれかの画像の模様。
そして、今まで参考にしていたマップより、航路の繋がりがそれっぽい・・。
ということで、こちらの航路のバージョンのデータをwordで作ります。
↑マップを差し替え、ということで、これからこちらをベースに地名を追加していきます。
今までの航路のバージョンも完全に止めるかは迷いますが、それは後回しにします。
ではさて、残っている星系名を整理します。
<銀河帝国>
計17個
内訳を展開
アルメントフベール星系・・惑星バーデン・ドゥラッハ キフォイザー星系とシャンタウ星系の間とのこと
シャーヘン星系・・惑星シュヴァルツブルク 位置は明確な言及なし
シャンタウ星系・・惑星エスリング、惑星フォントノイ、惑星クネスドルフ 位置は明確な言及なし
トラーバッハ星系・・惑星ホッホキルヒ、惑星ウィッテンベルク エーリッヒ二世がアウグスト二世を破った所とのこと
フォルゲン星系・・惑星ヤヴァンハーン、惑星ヴァステイド、惑星リューゲン 同盟の帝国領侵攻作戦で多数の交戦とのこと
マールバッハ星系・・惑星ミンデン 位置は明確な言及なし
ヨーツンハイム星系・・惑星ロスバッハ ミッターマイヤーが新造艦と新兵による演習を査閲した所とのこと
リッテンハイム星系・・惑星キュストリン、惑星エックミュール リッテンハイム侯爵領とのこと
リヒテンラーデ星系・・惑星エルヒンゲン リヒテンラーデ侯爵領と推定されるとのこと
ヴァルテンベルク星系・・惑星ブレンハイム、惑星カールシュタット 位置は明確な言及なし
ヴィレンシュタイン星系・・惑星レオポルドシュタット、惑星グラーツ 領主家の滅亡により帝室直轄星系と思われるとのこと
ボーデン星系・・惑星ボルソルン、惑星ビルロスト、惑星アルヴィース 同盟の帝国領侵攻作戦で多数の交戦とのこと
(星系名不明)・・惑星ブルートフェニッヒ 地球から見てフェザーンより近いことが窺えるとのこと
アルデバラン星系・・惑星テオリア 銀河帝国の前身の銀河連邦の首都とのこと
カノープス星系・・(惑星名不明) 太陽系以外で最初に居住可能惑星が発見された所とのこと→太陽系付近と推定できる
プロキシマ星系・・惑星プロセピナ 太陽系にもっとも近い恒星とのこと
バルドル星系・・(惑星名不明) キルヒアイスの父が育てている蘭の産地とのこと→wikiでは所属不明とするが、帝国領と推測
<自由惑星同盟>
計23個
内訳を展開
エリューセラ星系・・惑星アクタイオン バーミリオン会戦においてミッターマイヤーが攻略に向かった所とのこと
エルゴン星系・・惑星シャンプール、惑星ウォフ・マナフ、惑星メヘラーブ イゼルローンからハイネセンへの航路上とのこと
ケリム星系・・惑星ネプティス、惑星イジェクオン ハイネセンから1880光年とのこと 設備充実の模様
ジャムシード星系・・惑星タフテ・ジャムシード、惑星カッファ ハイネセンから2092光年とのこと
タッシリ星系・・惑星パラス バーミリオン星域会戦の直前に戦闘ありとのこと
タナトス星系・・惑星エコニア、惑星マスジット ハイネセンから480光年、だたしハイネセンとの直行便なしとのこと
トリプラ星系・・惑星パルメレンド ライガール星系と隣接、間にブラックホール(トリプラから見て左上)とのこと
ライガール星系・・惑星マグ・トゥレド トリプラ星系と隣接、ヤンがシュタインメッツ&レンネンカンプ撃破の地とのこと
リオ・ヴェルデ星系・・惑星カッシナ、惑星アロヨ・ド・モリノ バーミリオン会戦にてロイエンタールが向かった所とのこと
リューカス星系・・惑星ヴィットリア 民需物資の集積基地があり、バーミリオン会戦においてミュラーが向かった所とのこと
ルンビーニ星系・・惑星カスティリオーネ 位置は明確な言及なし
ロフォーテン星系・・惑星キベロン、惑星ルドミラ ヤン艦隊がワーレン艦隊と戦った後に移動した所とのこと
(星系名不明)・・惑星アルーシャ 茶の産地として知られるとのこと 後背地域っぽい
(星系名不明)・・惑星シロン 茶の産地として知られるとのこと 後背地域っぽい
バンブール星系・・(惑星名不明) 国防委員長となったヤングブラッドが首相をしていた所とのこと
ファラーファラ星系・・(惑星名不明) 外縁の辺境で、ムライらがチュンからの戦力をヤンのもとへ届ける際に通過とのこと
ポリスーン星系・・(惑星名不明) 浮遊補給基地ダヤン・ハーンがあり、ユリアンが地球へ赴く前に立ち寄ったとのこと
マーロヴィア星系・・(惑星名不明) 同盟領辺境にあり、ビュコックが准将時代に警備司令官を務めていた地とのこと
マズダク星系・・(惑星名不明) イゼルローン要塞とバーラト星系の航路上から離れた位置にあるとのこと
レサヴィク星系・・(惑星名不明) バーラトの和約により戦艦などの爆破処分を実施予定だった所とのこと
メルカルト星系・・(惑星名不明) イゼルローンからアスターテ経由でバーラト星系へ向かう航路上とのこと
ハダド星系・・(惑星名不明) イゼルローンからアスターテ経由でバーラト星系へ向かう航路上とのこと
スヴァログ星系・・(惑星名不明) 出典は道原版、ドーリア会戦後にヤンを支持とのこと、後方(ヤンに対して?)との表現あり
注:見返したところ以前収集したデータにてエリューセラ星系がダブりでした、情報を統合。
ということで記入を進めます。
独自解釈なので、特に以降の図は正確性の信頼度は低いことをご了承ください。
差分と配置場所の理由は以下。
・アムリッツァとヴァンステイドを交換
理由:先にアムリッツァがそこに書かれているマップを見つけたため先にいれて空いているところにヴァンステイドを入れていたが、アムリッツァが同盟にとって手前であるのが自然だし、航路が交差している回廊の出口のほうが同盟が戦場に選んだ都合の説明が付きやすいため、交換したほうが位置関係が自然と判断。
・タナトス追加
理由:そこに書いてある図を見つけたため。タナトス星系の惑星マスジット~バーラト星系の惑星ハイネセンの直行便がないとの説明だったが、星系に他の惑星もあるので星系同士が接続されていることは矛盾はしない。
・ケリム追加
理由:宇宙港、物資集積センター、恒星間通信基地など設備充実の旨の説明から、空いているところで一番要衝そうな見た目をしているところに追加した。
・エルゴン追加
理由:イゼルローンからハイネセンへの航路上とのことから、一番妥当と思われる所に。
・ジャムシード追加&バラトプール移設
理由:「フェザーン側に最も近い有人惑星を有する」との記述があったため。これによりフェザーン資本が入っているとのバラトプールを配置していた場所にジャムシードを入れる必要があり、バラトプールをフェザーンから少し離す。余談だけど「フェザーン側に最も近い」の情報がなかったらケリム~エルゴン間に配置するつもりだった。
・タッシリ追加
理由:ランテマリオ会戦後でバーミリオン会戦前に戦闘とのことから、間に追加。
・リューカス追加
理由:バーミリオン会戦の開戦直前頃に諸将が各地に派遣されるが、そのうちミュラーが向かった所とのこと。ミッターマイヤーとロイエンタールは協調してハイネセンに向かい、ミュラーはバーミリオンに向かっていることから、ミッターマイヤーらとは遠い場所と推測。空いているそれっぽい星系に配置。
・リオ・ヴェルデ追加
理由:バーミリオン会戦の開戦直前頃にロイエンタールが向かった所とのこと。ここを占領後にハイネセンに向かっていることから、ハイネセンに向かいやすいところと推測して配置。バーミリオン方面からハイネセンを通らない航路がうまい具合にはないけど、航路を外れても時間がかかるだけで通行は可能と解釈すれば変ではないと思われる。
・エリューセラ追加
理由:バーミリオン会戦の開戦直前頃にミッターマイヤーが向かった所とのこと。ミッターマイヤーは機動力が前面に出ているキャラのため、ロイエンタールより遠く、かつ連携がどれそうな場所に配置。
・ファラーファラ追加
理由:外縁の辺境で、ムライらがチュンからの戦力をエル・ファシル方面のヤンに届ける際に通過とのことから、外縁のうちそれっぽいところに配置。
・スヴァログ追加
理由:同盟内での救国軍事会議との内戦の時のドーリア会戦後にヤンに対して支持を表明した後方との表現とのこと。この文脈から、同盟内で首都ハイネセンから遠く、名前が頻出する回廊部ではなく、ドーリアからハイネセンに向かうには後方でもあるがハイネセンの救国軍事会議の影響もあって「表明」が必要だったと考えると、単純に「後ろ」ではないと解釈できる。埋まっていないところでそれっぽいところに配置。
・マーロヴィア追加
理由:辺境とのこと。ヤンによるド辺境との発言もあるとのことで、残っている場所で一番辺境っぽい場所に追加。
同盟領が埋まってきたので、引き続き同盟領を追加して以下になりました。
追加した名称と配置場所の理由は以下。
・ライガール&トリプラ
理由:ランテマリオ会戦とバーミリオン会戦の間に戦闘が起こっていて、その時期に同盟の支配力が低下した方面と推測。ライガール~トリプラ間にヤン艦隊が布陣したことがあるが、ブラックホールがあるとのことなので、そこには航路が通っていなくて自然。方角がトリプラが右下でライガールが左上との記述から、総合して配置。
・マズダク
理由:捕虜送還の際にマズダクに突っ込もうとした事件があるとのことで、捕虜はタナトス星系からであると思われ、また、イゼルローン要塞とバーラト星系の航路上から離れた位置にあるとのことで、妥当と思われる位置が残っていたのでそこに追加。
・バンブール
理由:ダゴン星域会戦の前にここの首相が国防委員長になったとのこと。恐らく主要な星系であったと推測し、規模が大きいようである場所に追加。首都との位置関係も割と良さそうなので妥当な配置と判断。
・メルカルト&ハダド
理由:長征一万光年の際に通過とのことで、イゼルローン方面から探り探りハイネセンに向かう道中ということから、マップ上部よりと推測。通過順は分からなかったので、ここでは【銀英伝を嗜む会】で記述が先だったメルカルトが先と仮定する。ケリムから伸びているところはケリムに物資集積センターなどがあるとの説明からそちらかもしれないが、ここでは丁度良いので星系として埋める。
・ロフォーテン
理由:バーミリオン会戦前、タッシリでヤン艦隊とワーレン艦隊が戦った後にヤンが移動した所とのことより、タッシリより同盟中心部寄りと推測。既にすぐ近くにバーミリオンがあるので、それより首都よりに配置。一回引き返してバーミリオン会戦に向かったと考えればとりあえず辻褄は合う。
・ルンビーニ&アルーシャ&シロン
理由:入れる場所が明示的に分からない3つ。埋まってきたので残っている所のうちそれっぽい所に入れられそう。何となくだけど、紅茶の産地らしいアルーシャとシロンは規模の小さい星に、ルンビーニは残っている星のうち規模の大きい星に入れる。配置に根拠はないけど見た目としては悪くなさそう。
・レサヴィク&ポリスーン
理由:バーラトの和約により戦艦などの爆破処分を実施予定だったレサヴィク、動くシャーウッドの森が使った浮遊補給基地ダヤン・ハーンがあるポリスーン、とのことで、レサヴィクから奪った戦艦をポリスーンで運用のはずで、近い割に航路が繋がっていないバーラト星系から伸びている2つが適役と判断。マップ的にケリム星系同様に物資集積センターとかにも解釈できそうだけど、丁度よいので埋める。
これで収集した同盟領の名称を全て配置し終えました。
そして、結果1個だけ埋まりませんでした・・。(図でいうところのシロン~リューカスの間)
まあ別に全部埋めることは必須ではないですが、そのつもりだったので少々残念。
でも一つの大きく矛盾ないマップとしてまあまあ考察できたのではと満足しています。
同盟領はとりあえずこれで一段落したので、今回はここまで。次回は帝国領の残りを埋めていきます。
2023/07/20